政府や業者と違い、率直な内容に好感

老後の資金確保は、誰にとっても切実な問題であるが故に、とても興味のあるところであったが、これまで目にした本は、妙に楽観的(政府系)だったり、極めて悲観的かつ非現実的(金融機関、FP等)であったため、「いったいどうしたらいいの」という感が強かった。本書は、ある意味普通の家計の目線で、必要水準を示すとともに、個人的に対応可能な対策についていくつかの選択肢を示している点で、良心的であると思う。そもそも老後どの程度の生活をしたいか、どこまで生きると想定しているかが人それぞれであるなか、最大公約数的な内容は書きにくいと言うのは理解できるので、その中でも結構うまく書けた内容だと思う。