踊りは最高、でも映像は・・・

この舞台は本当は壮麗なのに(収録日とは別の日に劇場で観ていました)、素人のホームカメラような撮影です。画面比率やカメラワークの拙さはまだ良いですが、照明の色があまりに青白すぎて出演者がぼやけて見えるというのは酷い。それではソ連時代の映像とどっこいどっこいです。とはいえ、いま市販されている「ライモンダ」の映像はどれも画質が良くないのです。ザハロワとマトヴィエンコをはじめ主要出演者の踊りはもちろん素晴らしいです。テキスト部分については、演目の解説には新鮮味はないものの、衣装や舞台美術についてはコンパクトながらも面白い情報が詰まっています(衣装の先生のインタビューが読み応え、見ごたえたっぷりで、舞台はいろんな人が力をあわせて作るものだということが良く分かります)。 それにしても、こういった特典映像(ザハロワのインタビューを含む)が綺麗に撮れるのなら、なぜ本番のステージをちゃんと撮らないのかと少し腹立たしくなります。このシリーズの後発作品では映像の問題が改善されていますが、よりによってザハロワ主演作が、しかも既存の映像の少ないライモンダがこれでは…最新鋭の機器と劇場の意味がありません。