終戦直後、父を亡くし、中学を卒業して路線バスの車掌となった麻紀17歳。路線バス、時には観光バスに乗務する中で、様々なハプニングが出来する。戦前、子どもの頃に父に連れられて行った東京のバス車掌との出会いが、麻紀の今に繋がっている「秋の追憶」が良かった。全体的に作者お得意の人情味あふれる作品だった。ボンネットバスも懐かしいが、車掌乗務のバスというのは、今どれくらいの世代が憶えているだろう?