悪人が主人公
生まれたときから「コマシ」のテクニックを持つ主人公が、会う女会う女全ておとしながら生きていく話。というとどうしようもないですが、本当に駄目だなこいつ!女の敵!!の一言に尽きる物語でした。せんべい屋や医師のように容姿が優れているわけではなく、落とそうと思って口八丁手八丁で口説くのだから余計イメージが悪いです。それなのに同業者のことは嫌悪しているんですよね。そしてその手管が通じなかった僅かな例外にはあっちのテクニックで落としにかかるという。一所懸命逃げていたのにいざ捕まって事に及んだときに、何だ最初からそうしとけば、みたいな感じで。そこまでの道中で彼に巻き込まれて惨殺された人たちが気の毒すぎます。それでも、ラストはそれなりの報いを受けるので読後感は良いです。悪人なのに何となく憎めないキャラたちがいっぱい出てくるという、菊地先生流石です。
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