神に委ねる生き方を学ぶ。

私はプロテスタントのクリスチャンだけど、片柳神父の説教が好きで、毎朝のデボーションに用いている。YouTubeで片柳神父が撮影された美しいお花の写真を見て、丁寧な聖書朗読を聴いて、神様の愛に心を開く時間をもち、祈りを捧げて一日を始める。この10分くらいの時間で心が潤って、目に映る風景が全く違って見えるから不思議だ。急に世界に色彩が灯ったように見える。神様の愛は絶えず降り注いでいると、信じないではいられない。 この本は私にとって6冊目の片柳神父の著書だけど、求道し始めたばかりの学生と、それに向き合う神父の対話形式で構成されていて、非常に面白い。学生の質問を読むたびに「私ならどう答えるかなぁ」と考えさせられ、神父の言葉にハッとさせられることが多かった。 片柳神父の言葉が心に染みるのは、黙想して辿り着いた真理や、本心からの純粋な想いを語ることに集中されており、誰とも戦っていない姿勢にあるのかもしれない。静かに湧き出る泉のような文章に「誰でも渇いているなら、私のもとに来て飲みなさい」という聖書の御言葉が浮かんでくる。毎日イエスの弟子として尊い働きを続けながら、この本の帯のように「もう無理です。あとはあなたがやってください」と、神に祈ることも多々あるだろう。そこで与えられた恵みを、私達に分けてくださっている。この本のなかに生きて働くイエスの愛を見るからだ。 苦しいとき、出口が見えないとき、自分を見失いそうになったとき、暗闇に光が差し込むことを信じて、私も同じ台詞を言おうと思う。「光は闇のなかに輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」のだから。神と繋がる幸せ、共に生きる喜びは、なんて尊いことか……賛美と感謝を捧げて生きたい。