ポール・ヴァーホーベンらしい仕事

時代は中世(17世紀)イタリア。舞台は修道院。首チョンパを生々しく見せるなど、如何にもポール・ヴァーホーベン監督である。以後も修道院に象徴される中世の淫靡な世界が、全裸・ヘアヌードも厭わぬ若い修道女2人(ベネデッタとバルトロメアー)を通してポール・ヴァーホーベン流に描かれる。素晴らしい映像世界だ。 また、自分の世代にはシャーロット・ランプリングが出ていることも嬉しい。もう77歳になっているが、まだ現役で頑張っている。「愛の嵐」(リリアーナ・カヴァーニ監督)を初めて見た時の衝撃は忘れられない。華奢な身体にナチ服のサスペンダー姿、それも淫靡な美しさだった。 最後に字幕で紹介されるが、このベネデッタという人物は実在の修道女で70歳まで生きたとのことだが、牢獄に閉じ込められ、非人間的な扱い受けて生涯を閉じたらしい。ポール・ヴァーホーベンはこういう人物が好きなんだろうなぁ。