お勧め
暗黒の艦隊三部作の三作目(最終巻)です。
きょうび、想定内かもしれないストーリー展開ですが、スピード感にあふれる筆力で一気に読み切りました。ウルフが泥酔するすきもなかったくらいです。
この巻を読むと、ウルフがいかに艦長にふさわしい決断力、洞察力、行動力、思考を備えた人物であるか、手に取るように伝わってきます。
また、意外や意外、なにかにつけて対立してきたマーカムも観察眼に富んだ知略家であることもうかがい知ることができます。もっとも、その能力は政治面で発揮されているわけですが。その他、ライト艦長もブレイク大佐も大活躍します。特にライト艦長の成長ぶりがうれしいです。マーカムとのやりとりが圧巻でした。
ちなみに本書の原題は、「カウンターストライク」、日本語にすると「逆襲・反撃」です。ただし、日本語で「逆襲」を英語に逆引きすると「カウンターアタック」と出てきます。「ストライク」としているので、おそらくは「逆襲の一撃」「がつんと反撃」みたいな意味合いを持つのでしょう。この手の作品は三部作が一般的で、三部作の共通名(ここでは「暗黒の艦隊」)が一本立ちする欧米ならではのタイトルだなぁと思います。日本では「反撃」だけではタイトルになりにくいですよね? 暗黒の艦隊という共通名が一本立ちして認識されているからこそ「暗黒の艦隊 反撃」となるわけです。
内容? はい、まさに逆襲して猛打です。
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