・善戦するも、後方の無能な味方に足を引っ張られ、泰嵐処刑と実に後味の悪い終わり方。宋末をモチーフにした描き方は見事。著者の意図通りではあろう。が、2巻続けてのストレス展開は、日本の戦国時代や『三国志演義』のように、史実を基にしてあり、ある程度筋が分かっている場合と違い、読んでいて疲れる。刊行ごとに買うのではなく、完結後に全巻纏め買いし、結末だけ先読みしていれば、印象も違ったかもしれぬ。 ・処刑場面の描き方と世界観的に、後に「泰嵐は生きていた」の展開になっても、それほど不自然ではない。 ・アダイは、隻影が千年前に盟友と認識している。が、逆はない。なぜ、このような皮肉な運命になったのか?