美しい映像の法廷劇

映像が非常に美しいことがまず印象に残る。自分は通常のブルーレイで見たのだが、(多分)デジタル撮影なので、細部まで精細に良く見える。このレベルならば、4KHD版でなくても、自分がモニターしている56インチ程度の画面で見る分には変わらないだろう。 物語は、若い男の死体が発見されたことから、近くの「ザリガニが鳴くところ」と言われている地に住む少女(カイヤ)に殺人の疑いがかけられ、裁判が始まる。その中で、カイヤと亡くなった男が知り合いで、恋人同士とも言える仲だったことが明かされるが、最近その仲は破綻し恨みに思っていたのではないか…と話は展開するが、有能な弁護士と街で唯一の理解者である黒人夫婦のおかげで目出度く無罪の評決を得る。 しかし、そこから僅か5分ほどの間に一気に時が進み、親代わりとも言えた黒人夫婦の旦那の葬式から、あっという間にカイヤ夫婦は齢を取りお婆さんとお爺さんに、更にカイヤは自分を棄てたはずの母親の姿を見ながら死んでしまう。そして、ラストにあっと驚く落ちが…。自分にはある程度予測の範囲内だったが、推理サスペンス小説では、良くある落ちとも言える。