渡哲也最後の日活映画

「関東破門状」はご存知のとおり渡哲也の日活映画最後の主演作品。有名なラストシーンは閉館ま近の日活新宿で、壮絶な立ち回りが行われる。小沢啓一監督によると、ここをロケ場所に使ったのは意図的だったとか。佐藤慶が珍しく良いやくざを演じるが、当然殺される。彼のみならず、この作品では渡以外の主要人物は皆壮絶に死んでゆく。長谷川明男、郷エイ治、岡崎二朗、男優陣ばかりではなく、女優も丘みつ子は爆死、夏純子もお腹に子供を宿したまま蹴り殺される。日活やくざ映画の最後に相応しいのか、やけくそか。 この作品は、amazon Prime Video でも見られるのだが、ワイド画面仕様ではなく、画質も非常に悪かったが、ワイド仕様となって、それを遥かに上回る高画質になっているので、購入した価値がある。 もう一作の「前科・仮釈放」は、「関東破門状」ほどハードではなく、軽妙な渡哲也が見られる。