以前、母が読みたいとのことで購入したが、今回、私も読んだので、レビューを投稿。 本文は、凄惨極まりない体験にもかかわらず、感情むき出しではなく、冷静に分析しつつ書かれている。 著者が収容所に入れられる前から精神科医であったのがその理由だと思う。 翻訳の単語の選び方に、時折、素晴らしいのではないかと思うことがあった。 重い話だが、読み進めやすかった。 唯一の欠点は、「カポー」という言葉に注釈も説明もなかったこと。 訳者あとがきにも書かれていなかった。 他の言葉は漢字語に訳されているのだが、私は当時について予備知識が多く持ってはいなかったし、「カポー」は手持ちの電子辞書にも載っておらず、インターネットで調べた。