昭和の匂いがする心温まる小説。 夏目漱石好きの主人公が放つ会話の調子が変なのだが、それもこの小説のご愛敬というところ。 夏川さんの言葉選びが易しくて、読みやすい。随所に唸らされる言葉があって、それが命に関わるものだから、いつまでも余韻が心に残る