妖怪

妖怪ものだと、京極夏彦を思い浮かべてしまうけど、これは別の意味で面白い。 妖怪たちが主人(若旦那)を守る。この若旦那、体が弱くて家から出ることさえ許してもらえず、お店の仕事をしようとしても、とめられる。 一見軟弱な若旦那だけど、実は世間を見る能力は長けている。 殺人を目撃して、自分も狙われる羽目になっても妖怪が助けてくれる。 江戸時代の暗い夜道に柳、みたいなおどろしい感じはなく、どんどん読めてしまう。 決して怖くない、妖怪の反対側が伺える。