江戸時代物といえば定番ともいえる、”人情”と”料理”をモチーフとしながら、大坂出身の少女澪が上方仕込みの料理で、江戸の街で勝負する姿を描くことで見事独自の世界を獲得しています。 今のように自由に行き来することのできない江戸時代においては、地域間での味付けの差も大きいく、最初は全く受け入れられないものの、頑張りと創意工夫により成長していく姿には心打たれるものがあります。 登場人物それぞれに影を落とす過去があり、次第に明らかにされていく点も本作の読みどころ。そんな過去を感じさせないような前向きさには元気をもらえます。