原発
もう少しミステリー、推理要素のある作品だと勝手に思っていましたが、これはこれで面白く読めました。これまで読んだ東野作品の中で最も社会派、問題提起要素の強い作品でした。原発について考えさせられました。原発についてもっと知らなければいけない、目をそらしてはいけないというメッセージです。これくらいのことが起こらないと人々は振り向いてくれないというSF原発問題提起作です。
専門用語のオンパレードで電気工学科出身の著者の造詣もいかんなく発揮されていると思います。設定は少々ぶっとび過ぎ感もありますが、執筆にあたり原発に関して相当取材、調査をされたのではと思います。20年以上も前にこんな作品が書けてしまうことにも驚きです。
社会派の問題提起作で、ミステリー、謎解き要素はほぼゼロですので、ミステリー小説を期待される方にはあまりおすすめできません。
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