幸せに生きるってどんなことだろうと考えさせられました。逃れられない結末を目前にしてこれまでの時間を振り返りながら、生きているという実感を強めていく雫さんとそれを真摯に支える人たちの姿が、心に響きました。生きているという実感をさほど持てないまま、生活に追われて四苦八苦している自分にも、終わりは来ます。その時、幸せなおやつを思い出す落ち着いた気持ちで時間を過ごすことができるか、自信はありません。私には、生きることと生活することの差異を考えさせてくれるいい本でした。