ボコボコにされるが、読む価値は大。

私のように「モネは印象派を代表する画家で」的な見方で満足する者には、それまでの価値観をボコボコに壊される、耳の痛い指摘が続きますが、反省させられるところが大きく、アートへの新たな接し方を身につける必要を感じました。 美術の専門家である、著者の末永幸歩さんが提言するのは、46頁の見出し通り、美術領域を超えて、「答えをつくる力」を養うことです。48頁から49頁へ展開されるように、変動、不確実、複雑、曖昧に支配される「ブーカワールド」の時代には、「正解を見つける力」は通用しないので、アートを通して自らが「答えをつくる力」を養う重要性を訴えています。