この本を大切に、そして誇りに思います

『少年と犬』を直木賞受賞作という先入観を持たずに読ませていただきました。ブルーライトを通しての読書は僕自身の読書の範疇には入らないので、紙を通して、自分の目を大切に疲労させることなく読みました。体調があまりすぐれなかったので少しずつ読み進んでいきました。犬好きな人、犬と生活をする人、また、犬をあまりよく知らない人にも、すなわちどの人にもお勧めです。ぜひ読んでもらいたいですね。この本は6つのセクションに分かれていますが、この小説の主人公の犬「多聞 タモン」はセクションの枠を超えてひとつの旅をしていきます。僕は「人間だけがこの世で一番すぐれている生き物だ」とは常日頃から否定しながら生きておりますので、この本の234ページが印象に残りました。そのページの4行目「(犬は)人という愚かな種のために、神様だか仏様だかが遣わしてくれた生き物なのだ。」という一文に非常に共感しました。そして9行目に犬に発した老人の言葉の「ありがとう」・・・。目に涙が込み上げました。多聞は2度の震災を経験しますが2度目の震災を迎えた最後のセクションの306ページの4行目でで少年が「あのね、あの時、ぼく、多聞の声が聞こえたんだ。だいじょうぶだよ、光、僕はずっと光と一緒にいるからね、だから、なんにも心配することないんだよって」行ったときも涙が溢れてしまいました。僕自身が小学生の時から「泣き虫のチャンピオン」と言われてきた所以なのかもしれませんが・・・泣きました。 この本を読み終えて、ベッドの上で仰向けになって、僕はしばらく泣いていました。そして過去にお父さんが家に連れてきた体調の優れぬ「源ちゃん」という赤い柴犬のことを思い出しました。源ちゃんはオスで17年間この世で生を全うしましたが、僕は源ちゃんが亡くなった日から一週間、家に帰るとすぐにベッドの上で仰向けで泣いていました。この本を読んだあとベッドで仰向けになった時、その一週間泣き続けたことを思い出してしまいました。源ちゃん、僕が見えないところで一緒ににいてくれているかな? 多聞君、僕自身のすぐ足下に小さな幸福と呼べるようなものがあることを教えてくれて「ありがとう」。 最後に我が家に今いる犬との誓いを含めまして英語で締めくくりたいと思います。 I am still seeking only a day for life-changing .