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中堅のチェーン書店「武蔵野書店」。その吉祥寺本店を舞台に書店員、店長、作家、編集者が入り交じり、業界の裏側が描かれる。といっても内幕ものではなく、涙あり笑いありで充分、読ませる内容。主人公の契約社員・谷原京子、店長の山本猛らキャラクターが際立っていて、アナグラムも平凡ながら肝になっている。純文学だけが崇高ではないと教えられる一方、まさに書店員がイチ押しする作品と納得。