村上春樹の原点・・・

20代の頃読んでの何十年振りかの読み直しですが、やはり面白かった。村上ワールドの出発点的な魅力的な作品です。読んだ時期で感じ方は異なるものの、何年経っても古くならない普遍的なものを感じます。受容れることの大切さと、いつか訪れる別れ。平行して進む、主人公と鼠のそれぞれの日常が、クライマックスでそれぞれの別れの場面となる。人は所詮1人であり、時は流れて決して元には戻らない。でもそう悲観したものじゃないさ。そんな人の心の底にある、今の時代に必要な生命力を感じます。お洒落な小説です。是非ご一読を。。。