辛いけど、どうしても読みたくなる本でした。信条と言うには痛々しすぎる枷を自分に課すことで自分の外殻を頑強で美しいものにしようとするコジマに、私は共感しました。自分の精神を自立させるのは大変です。いろんな人に支えられたり、もたれたりしながら、ふわふわ生きるのが楽だと分かっていても、それができない人は居るものです。圧倒的な飛躍を体験するコジマと主人公僕の、哀しいけど美しい変容に心を打たれました。