ミステリ

結婚して子供までもうけた男が、携わっていた林業の事故で死亡する。ところが、ずっと疎遠だった兄が確認したところ、弟とは全くの別人だという。では、自分の夫はいったい誰だったのか。ミステリの要素をはらみながらも、家族、愛などを考えさせられた。東野圭吾氏に似た小説はあるが、矢張り筆力では平野氏が一枚も二枚も上。ただ、前作「マチネの終わりに」に比べると、やや劣るか。