私にとっては期待はずれでしたが、中国人のかなり日本語がしっかりしている人に貸したら、懐かしいといって読んでいました。日本語検定とは普通の日本人が受験したら合格できないような難問であふれているのではないか? そんなことを考えましたけど、タイトルの「かど」と「すみ」に惹かれて買ってしまいました。
元の所属の捜査一課とことごとく対立していく高城、その慰めはサントリーの『角』今の俺と一緒かい? 大連には酒のディスカウントショップがないから、日系のデパートで信じられないくらい高い「角」を買って飲んでいるのだが、・・・ 高城の娘の事件をまだひきづり、時々心の中で応援してくれている娘を頼りに失踪者を探している、変わったストーリーだが嫌いではない。
ついに天下を統一し、後漢の皇帝となった劉秀、その人となりは「中国史上燦然と輝く名君」と後世に伝えられている。このような事が史実として残っているのは紀元前から文字を持っていた漢民族の強みなんでしょう。 そうはいっても、ここまで物語を描けたのは作者の調査能力と想像力でしょうね、面白い作品でした。
劉エン(劉秀の兄)と劉秀が生まれ故郷で挙兵する場面から始まり、官軍(王莽軍)を打ち破っていき兵力を増強していくが、兄が同盟軍の中で殺されてしまうが、その危機を乗り切り、結婚をし、同盟軍は官軍を打破し王朝を打ち立てる、その後今の河北省周辺を切り従えて行く途中でさまざまな困難を乗り越え、いよいよ中原をめざそうかというあたりでこの巻は終わる。
王莽による前漢を簒奪し新を建国した以降の物語で、「劉秀」が後漢を作るにいたる過程が描かれている。この巻では幼年期から長安への留学、そして蜂起にいたる日々が書かれている、留学時代に宅急便ビジネスのパートナーとなったこと、蜂蜜を使った薬の製造・販売を行っていた逸話は面白いが、裏づけが取れた史実とは思えないが、あったかもしれないという雰囲気をかもし出していた。 次巻が楽しみです。既に購入済みなので、時間が欲しい。
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「かど」と「すみ」の違いを言えますか？
私にとっては期待はずれでしたが、中国人のかなり日本語がしっかりしている人に貸したら、懐かしいといって読んでいました。日本語検定とは普通の日本人が受験したら合格できないような難問であふれているのではないか? そんなことを考えましたけど、タイトルの「かど」と「すみ」に惹かれて買ってしまいました。
相剋
元の所属の捜査一課とことごとく対立していく高城、その慰めはサントリーの『角』今の俺と一緒かい? 大連には酒のディスカウントショップがないから、日系のデパートで信じられないくらい高い「角」を買って飲んでいるのだが、・・・ 高城の娘の事件をまだひきづり、時々心の中で応援してくれている娘を頼りに失踪者を探している、変わったストーリーだが嫌いではない。
草原の風（下）
ついに天下を統一し、後漢の皇帝となった劉秀、その人となりは「中国史上燦然と輝く名君」と後世に伝えられている。このような事が史実として残っているのは紀元前から文字を持っていた漢民族の強みなんでしょう。 そうはいっても、ここまで物語を描けたのは作者の調査能力と想像力でしょうね、面白い作品でした。
草原の風（中）
劉エン(劉秀の兄)と劉秀が生まれ故郷で挙兵する場面から始まり、官軍(王莽軍)を打ち破っていき兵力を増強していくが、兄が同盟軍の中で殺されてしまうが、その危機を乗り切り、結婚をし、同盟軍は官軍を打破し王朝を打ち立てる、その後今の河北省周辺を切り従えて行く途中でさまざまな困難を乗り越え、いよいよ中原をめざそうかというあたりでこの巻は終わる。
草原の風（上）
王莽による前漢を簒奪し新を建国した以降の物語で、「劉秀」が後漢を作るにいたる過程が描かれている。この巻では幼年期から長安への留学、そして蜂起にいたる日々が書かれている、留学時代に宅急便ビジネスのパートナーとなったこと、蜂蜜を使った薬の製造・販売を行っていた逸話は面白いが、裏づけが取れた史実とは思えないが、あったかもしれないという雰囲気をかもし出していた。 次巻が楽しみです。既に購入済みなので、時間が欲しい。