『出会い』をテーマにした短編集で、それぞれのお話に少しずつ接点があります。伊坂さんの小説にしては珍しく、どのお話にも恋愛が(大なり小なり)絡んでいて、新鮮な気持ちで読めました。 テーマゆえにあまり暗い雰囲気もなく、疲れずに読める一冊です。 (ギャングの3冊目や死神の2冊目など、物語の初めに主人公たちに『不安』や『マイナス』が襲い掛かり、最後までその感情に引き摺られる作品は読み返すのに勇気が要ります) 少しずつ読むつもりが一気に読み終わってしまいました。
こちらの作家さんの、単独作品としては初めて購入。 レビューやあらすじを読んで入り易そうなものを選びました。4時間ほどで読了。 小さな伏線を回収しつつ、最後に大きな伏線を回収する作品です。 ラストの展開、「おー」という感じはしましたが… その手前の結末が「え?」だったので、「ああ…」という感じ。(わかり難いですかね) 文章は少し癖があるように思いますが、読み易い範囲です。 他の作品に手を出すかどうかは悩むところ。
雰囲気が『砂漠』と似ていると感じたのは、学生が出てきて「予測不可能な」あるいは「傍若無人な」、けど「人を惹き付ける」登場人物が居るからでしょうか。 このお話に出てくる『奇跡』は、他の作品に出てくるような本当に常識を超えた不可思議な『奇跡』ではなく、「ああ、こういうのも奇跡だと思う」と思えるような手の届きそうな『奇跡』です。 まだまだお話が続くような気がしてしまいます。
真相がわかった時の「ぞわっ」とする感覚は、この作品が一番でした。 あー、あー、だからあれはああだったんだこうだったんだ!みたいな。 偶然、同時に『陽気なギャングが地球を回す』を購入していたのですが 人物の繋がりが嬉しい。あの人なら確かにそうだなーという。 こういうのがあるから、つい次から次へと購入してしまうのですよね。
読み終わる頃になって、巻頭の絵の意味が理解できました。 読み終わってからしばらくは、脳がわんわん響いているような感じ。 あれがああで、こう繋がって、そうかあれはああだったのか!と。 拾えていない部分が無いか、もう一度読み返したくなります。
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アイネクライネナハトムジーク
『出会い』をテーマにした短編集で、それぞれのお話に少しずつ接点があります。伊坂さんの小説にしては珍しく、どのお話にも恋愛が(大なり小なり)絡んでいて、新鮮な気持ちで読めました。 テーマゆえにあまり暗い雰囲気もなく、疲れずに読める一冊です。 (ギャングの3冊目や死神の2冊目など、物語の初めに主人公たちに『不安』や『マイナス』が襲い掛かり、最後までその感情に引き摺られる作品は読み返すのに勇気が要ります) 少しずつ読むつもりが一気に読み終わってしまいました。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
こちらの作家さんの、単独作品としては初めて購入。 レビューやあらすじを読んで入り易そうなものを選びました。4時間ほどで読了。 小さな伏線を回収しつつ、最後に大きな伏線を回収する作品です。 ラストの展開、「おー」という感じはしましたが… その手前の結末が「え?」だったので、「ああ…」という感じ。(わかり難いですかね) 文章は少し癖があるように思いますが、読み易い範囲です。 他の作品に手を出すかどうかは悩むところ。
チルドレン
雰囲気が『砂漠』と似ていると感じたのは、学生が出てきて「予測不可能な」あるいは「傍若無人な」、けど「人を惹き付ける」登場人物が居るからでしょうか。 このお話に出てくる『奇跡』は、他の作品に出てくるような本当に常識を超えた不可思議な『奇跡』ではなく、「ああ、こういうのも奇跡だと思う」と思えるような手の届きそうな『奇跡』です。 まだまだお話が続くような気がしてしまいます。
アヒルと鴨のコインロッカー
真相がわかった時の「ぞわっ」とする感覚は、この作品が一番でした。 あー、あー、だからあれはああだったんだこうだったんだ!みたいな。 偶然、同時に『陽気なギャングが地球を回す』を購入していたのですが 人物の繋がりが嬉しい。あの人なら確かにそうだなーという。 こういうのがあるから、つい次から次へと購入してしまうのですよね。
ラッシュライフ
読み終わる頃になって、巻頭の絵の意味が理解できました。 読み終わってからしばらくは、脳がわんわん響いているような感じ。 あれがああで、こう繋がって、そうかあれはああだったのか!と。 拾えていない部分が無いか、もう一度読み返したくなります。