風水――それは、環境を利用して繁栄を図る、技術であり呪術。 基本であり基礎である地理風水から始まり、見立て――類感呪術としての風水、そしてそれらを総合しての、風水をフィルターにした日本社会の未来予想は――。 探検でも探求でもなく、探見――風水と人間との関係を深く見つめてみた、加門流風水入門講座。 ---------------------------------------------------------------------------- 基本的な基礎を主軸に、歴史や民俗学まで絡めて風水を講義するため、現世利益を即得られるような実用的な手段を求めるような人には向かない。なぜなら、風水の本質は、それこそ風や水のように盛者必衰万物流転、一時は繁栄や利益を得られるかもしれないが、後の周囲の環境の変化――災害から雑多な工事まで――に左右される程に脆弱なものだから。だからあとがきにもある通り、小難しい部分はさておいて、楽しく面白く興味深い部分を共有して楽しむのが、本書の読み方なのだろう。 実際、番外編(おまけ)の吉風水の真逆、凶風水の全てを盛り込んだ最凶の凶宅を妄想する回は悪ノリ全開で面白怖い。3D化して内覧できるようにしたら、はたしてどうなるのか――。 本書から少し外れるが、加門さんを含む、地理風水に知見を持つ人が総じて、「湾岸の埋め立てやアクアラインやスカイツリーなど、風水とか何も考えずに色々建造する現代日本の現状」を憂いている点が興味深い。周囲の環境の変化に合わせてその地の吉凶も変化する技術だし、そもそも迷信の類だと言われればその通りなのだが、その建造物が東京を、そして日本の運気を落とし続けていると指摘されると、いい気はしないものではある。
2022年から始まった"金運UPプロジェクト"。「金運とは何か?」を主軸に、3年をかけて寺社仏閣や聖地を東奔西走して参拝をしてきた結果、わかってきた金運の"本質"とは。そして第1回から著者を悩ませてきた、"X印"の意味とは――? 本シリーズが金運UPの参考になるかどうかは読む人次第。ただ、「参考にならなかった」と本書をポイッとする人は、いつまでも金運が上がらないんだろうな、とも思います。
時は2019年。たまたま夏至が近かったので、夏至に纏わるオマジナイをやってみよう、ということがきっかけになり、あれよあれよと周囲を巻き込んで、古今東西種々雑多のオマジナイを実際にやってみることに。 易占に降霊会、てるてる坊主にダウジング、式神作りにコックリさん。はたしてその結果は――? ------------------------------------------------------------------------- 入門編に続いて刊行された実践編。2019年から2023年にかけて、雑誌の企画で行われたオマジナイ実践とその悲喜交々な結果が綴られたレポートを書籍化。 呪術を迷信と一蹴するのは簡単だ。では、なぜそれらは現代に至っても廃れないのか。それは、迷信の一言では一蹴できない "ナニカ" が、これらにはあるからだ。 本書が真にオマジナイの実用書になるかは読者次第だ――が。 あとがきの「まずは遊びとして親しもう。」は格言である。何事も、 "適切な距離感" が大事なのだから。 ※蛇足:他の方のレビューにもある通り、内輪ネタが目立つのは確か。しかし、元々そういう趣旨の企画なので、そう割り切って読むのが良いのだろう。
SNSを利用したソーシャルメディアの躍進により、戦争は強力な兵器だけでなく、「言葉」と「ナラティブ(語り)」でも戦う時代に突入した。 そしてその担い手は、国家や既存メディアだけでなく、団体や個人もまたそうなっていく――。 SNS時代の戦争とジャーナリズムを抉る、渾身のレポート。 SNSは個人の情報発信力を伸ばし、良い意味でも悪い意味でも、国家や既存メディアのそれに負けない、または彼らもまたそれを利用せざるを得ない状況を作った。 2024年現在、SNSは、国家から個人まで、マクロからミクロまで、「言葉」と「ナラティブ(語り)」で争い合う大小様々な紛争が四六時中発生する場と化している。 双方が現実の武器で応酬し合う一方、SNS上ではナラティブで応酬し合う。テロリストやカルトが詐欺の手法を利用して、SNS上で相手を誘惑する投稿をし、網にかかった獲物を洗脳し支援者に仕立てる。トロール(支持者や雇い主に都合の良い情報を作成し発信する投稿者ら)がSNSの投稿で情報操作を行い、市民(公民)の意志誘導を図る。 いつ自身が紛争の当事者になるかもしれない現況において、本書は、SNSにどう臨めばいいかを示してくれる――例えば。 "SNS上でのカウンター・ナラティブ(相手へ直接反論する行為)は相手の土俵(アウェイ)で戦うようなもので悪手だ。それよりも、オルタナティブ・ナラティブ(相手のナラティブに取って代わるナラティブ)を発信する方がより効果がある。"
……あなたは以下に当てはまる人だろうか。 ●日常生活にイヤフォンまたはヘッドフォンが欠かせない。 ●二輪車にまたがる時にヘルメットを被らない。 ●通り魔の情報がある地域に赴くのに耐刃性がある服を着ない。 一つでも当てはまる人は――ああ残念だ――哀れな被害者となる確率が跳ね上がる。 なぜならここは、恐怖の世界《テラー・ヴァース》なのだから――。 ホラー映画に精通したヴェテランが贈る、最高に実用的なホラー映画サバイバル・ガイド! --------------------------------------------------------- 本書はホラー映画のルール・お約束のお重箱だ。本書が役に立たないタイプのホラー映画ももちろん存在するが、それでも本書を読んでおくことで生存率を上げることは可能――のはず――だ。 クリエイター側の視点に立てば、本書から得られる知見は多い。ルールを活用することで観客を楽しませたり、ルールを逆手に取ることで観客を驚かせたりできる。 そしてなにより、本書は、ホラー映画に限らず全てにおいて、可能な限り生を引き伸ばすコツを教えてくれる。それは、"決して後悔しないこと"ではなく、"決して油断しないこと"――。
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加門七海の風水探見
風水――それは、環境を利用して繁栄を図る、技術であり呪術。 基本であり基礎である地理風水から始まり、見立て――類感呪術としての風水、そしてそれらを総合しての、風水をフィルターにした日本社会の未来予想は――。 探検でも探求でもなく、探見――風水と人間との関係を深く見つめてみた、加門流風水入門講座。 ---------------------------------------------------------------------------- 基本的な基礎を主軸に、歴史や民俗学まで絡めて風水を講義するため、現世利益を即得られるような実用的な手段を求めるような人には向かない。なぜなら、風水の本質は、それこそ風や水のように盛者必衰万物流転、一時は繁栄や利益を得られるかもしれないが、後の周囲の環境の変化――災害から雑多な工事まで――に左右される程に脆弱なものだから。だからあとがきにもある通り、小難しい部分はさておいて、楽しく面白く興味深い部分を共有して楽しむのが、本書の読み方なのだろう。 実際、番外編(おまけ)の吉風水の真逆、凶風水の全てを盛り込んだ最凶の凶宅を妄想する回は悪ノリ全開で面白怖い。3D化して内覧できるようにしたら、はたしてどうなるのか――。 本書から少し外れるが、加門さんを含む、地理風水に知見を持つ人が総じて、「湾岸の埋め立てやアクアラインやスカイツリーなど、風水とか何も考えずに色々建造する現代日本の現状」を憂いている点が興味深い。周囲の環境の変化に合わせてその地の吉凶も変化する技術だし、そもそも迷信の類だと言われればその通りなのだが、その建造物が東京を、そして日本の運気を落とし続けていると指摘されると、いい気はしないものではある。
金運スピ散歩 一粒万倍編
2022年から始まった"金運UPプロジェクト"。「金運とは何か?」を主軸に、3年をかけて寺社仏閣や聖地を東奔西走して参拝をしてきた結果、わかってきた金運の"本質"とは。そして第1回から著者を悩ませてきた、"X印"の意味とは――? 本シリーズが金運UPの参考になるかどうかは読む人次第。ただ、「参考にならなかった」と本書をポイッとする人は、いつまでも金運が上がらないんだろうな、とも思います。
呪術講座 実習ノート
時は2019年。たまたま夏至が近かったので、夏至に纏わるオマジナイをやってみよう、ということがきっかけになり、あれよあれよと周囲を巻き込んで、古今東西種々雑多のオマジナイを実際にやってみることに。 易占に降霊会、てるてる坊主にダウジング、式神作りにコックリさん。はたしてその結果は――? ------------------------------------------------------------------------- 入門編に続いて刊行された実践編。2019年から2023年にかけて、雑誌の企画で行われたオマジナイ実践とその悲喜交々な結果が綴られたレポートを書籍化。 呪術を迷信と一蹴するのは簡単だ。では、なぜそれらは現代に至っても廃れないのか。それは、迷信の一言では一蹴できない "ナニカ" が、これらにはあるからだ。 本書が真にオマジナイの実用書になるかは読者次第だ――が。 あとがきの「まずは遊びとして親しもう。」は格言である。何事も、 "適切な距離感" が大事なのだから。 ※蛇足:他の方のレビューにもある通り、内輪ネタが目立つのは確か。しかし、元々そういう趣旨の企画なので、そう割り切って読むのが良いのだろう。
140字の戦争
SNSを利用したソーシャルメディアの躍進により、戦争は強力な兵器だけでなく、「言葉」と「ナラティブ(語り)」でも戦う時代に突入した。 そしてその担い手は、国家や既存メディアだけでなく、団体や個人もまたそうなっていく――。 SNS時代の戦争とジャーナリズムを抉る、渾身のレポート。 SNSは個人の情報発信力を伸ばし、良い意味でも悪い意味でも、国家や既存メディアのそれに負けない、または彼らもまたそれを利用せざるを得ない状況を作った。 2024年現在、SNSは、国家から個人まで、マクロからミクロまで、「言葉」と「ナラティブ(語り)」で争い合う大小様々な紛争が四六時中発生する場と化している。 双方が現実の武器で応酬し合う一方、SNS上ではナラティブで応酬し合う。テロリストやカルトが詐欺の手法を利用して、SNS上で相手を誘惑する投稿をし、網にかかった獲物を洗脳し支援者に仕立てる。トロール(支持者や雇い主に都合の良い情報を作成し発信する投稿者ら)がSNSの投稿で情報操作を行い、市民(公民)の意志誘導を図る。 いつ自身が紛争の当事者になるかもしれない現況において、本書は、SNSにどう臨めばいいかを示してくれる――例えば。 "SNS上でのカウンター・ナラティブ(相手へ直接反論する行為)は相手の土俵(アウェイ)で戦うようなもので悪手だ。それよりも、オルタナティブ・ナラティブ(相手のナラティブに取って代わるナラティブ)を発信する方がより効果がある。"
ホラー映画で殺されない方法
……あなたは以下に当てはまる人だろうか。 ●日常生活にイヤフォンまたはヘッドフォンが欠かせない。 ●二輪車にまたがる時にヘルメットを被らない。 ●通り魔の情報がある地域に赴くのに耐刃性がある服を着ない。 一つでも当てはまる人は――ああ残念だ――哀れな被害者となる確率が跳ね上がる。 なぜならここは、恐怖の世界《テラー・ヴァース》なのだから――。 ホラー映画に精通したヴェテランが贈る、最高に実用的なホラー映画サバイバル・ガイド! --------------------------------------------------------- 本書はホラー映画のルール・お約束のお重箱だ。本書が役に立たないタイプのホラー映画ももちろん存在するが、それでも本書を読んでおくことで生存率を上げることは可能――のはず――だ。 クリエイター側の視点に立てば、本書から得られる知見は多い。ルールを活用することで観客を楽しませたり、ルールを逆手に取ることで観客を驚かせたりできる。 そしてなにより、本書は、ホラー映画に限らず全てにおいて、可能な限り生を引き伸ばすコツを教えてくれる。それは、"決して後悔しないこと"ではなく、"決して油断しないこと"――。