本著書は記者がトランプの大統領選出馬から1年にわたってアメリカ各地を足で回って取材した生の米国民のインタビューをまとめたものである。 それゆえに一般のニュースメディアが取り上げている記事よりも「なぜクリントンでなくトランプなのか」の理由について理解を深められる1冊である。 読み終えた感想としては大統領選といえどもいわばビジネス的な選挙闘争である、という点だ。 そうした意味で大きな資産を持ち、実業家としての名も高いトランプは選挙闘争における戦略も非常に優秀であると理解できる。 米国を州単位で区切った際に、「どの州の米国民が現状の政権に不満を抱いているか」を分析によって見出だし、演説時には事前に「どんなことに不満を抱いているか」「どんな内容の演説を聞きたいか」などのアンケートを取った上で講演にのぞむなど、非常に繊細な戦略展開を垣間見ることができる。 米国の大統領選に限ったことではないが、選挙献金などによって実際の国政はコントロールされてしまいがちなのが現状である。 そうした国民の不満はどの国にもあることだが、そうした内容を各州の一般生活者から生の声としてまとめ上げている本書を読了することで、よく理解することが出来る。 そうした意味では現状の米国の政策の理解を進めるというよりも、新たなトランプ支持の背景と米国のフラストレーションの生の声をよく理解できる1冊である。
日本は少子高齢化が急激に進んでいる。 たくさんの高齢者を少数の若者が支える時代を迎えている。それにともなって従来型の年金システムは破綻してしまったと言わざるを得ない。 私もだが、今納めている税金は20年、30年後には年金支給額が70歳以降、かつ少額のみになる時代が当然のように来るものと考えられる。 日本は長年の経済成長に支えられ、資産形成を貯蓄が形成する、または右肩上がりの不動産が形成するとされてこられ、実際に今でも持ち家主義、貯蓄偏重型の資産形成を選択する人が多く存在する。 自分もこれまではそうであった。 そんな中、2016年から施行された個人型確定拠出年金は給与所得者の多くが活用を検討すべきシステムだ。 まだ日本では制度について詳しく頭に入っていない人が多いが、本書はこれから先の人生設計、資産設計を考える上で無視できない本制度をわかりやすく理解できる良書である。 すでに一定の知識を持たれてる方には易しい内容すぎるかもしれないが、知識をそこまで持ち合わせてない方(私を含め)にはお勧めできる1冊。 節税観点、投資戦略、自己形成型年金検討において本制度は確実におさえておくべきものと考えさせてくれる。
世界的に長寿命化が進んでいる。 超長寿命で世界を代表する日本をはじめとした先進国をはじめ、もう目の前に100年以上の寿命が当たり前になる時代が到来しつつある。 本書籍ではそんな時代を迎えるにあたって、個々人がいかに100年の人生を見据えてこれまでとは異なる考えをもって人生をいかに過ごすかを起点に話が進む。 大学を卒業して会社で生活資金を稼ぎ、家族を作って年金を軸とした従来型の人生設計では、100年時代は乗り越えるのが難しくなってきている。 年金制度もしかり、仕事への価値観もしかり、恋人や夫婦、家族との関与の仕方も、AI時代を迎えるに当たっての仕事のあり方も、だ。 人は一般的に慣性に従う生き物で変化を嫌う生き物である。それは私自身をみてもその通りだと思う。 ただしその従来型の生き方をしていくことでは100年の人生に潤いを与えられず、かつ金銭面でも幸福度においてもリスクが増大する危険をはらむ。 事実世界的にもそうだが、少子高齢化による年金制度崩壊、こと日本は特にそうだが人口減少問題、晩婚化及び単身化が社会的問題になってる状況であるため、個々人が100年を見据えて考え、行動しないといけない。 本書はそうした問題を1つ1つ捉え、どう克服していくことが大切かを説いている。私は本書が「読者が選ぶ2017ベストビジネス書」を受賞したことで存在を知り読了したが、ビジネス書という角度のみならず、広い範囲の人が読んでも、自身の人生を再考させられるきっかけになる1冊だと考える。 読了後にいかにそれを考えられるかが自身含め大事だとは思うが、お勧めの1冊だと考えレビュー投稿いたします。
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ルポ トランプ王国
本著書は記者がトランプの大統領選出馬から1年にわたってアメリカ各地を足で回って取材した生の米国民のインタビューをまとめたものである。 それゆえに一般のニュースメディアが取り上げている記事よりも「なぜクリントンでなくトランプなのか」の理由について理解を深められる1冊である。 読み終えた感想としては大統領選といえどもいわばビジネス的な選挙闘争である、という点だ。 そうした意味で大きな資産を持ち、実業家としての名も高いトランプは選挙闘争における戦略も非常に優秀であると理解できる。 米国を州単位で区切った際に、「どの州の米国民が現状の政権に不満を抱いているか」を分析によって見出だし、演説時には事前に「どんなことに不満を抱いているか」「どんな内容の演説を聞きたいか」などのアンケートを取った上で講演にのぞむなど、非常に繊細な戦略展開を垣間見ることができる。 米国の大統領選に限ったことではないが、選挙献金などによって実際の国政はコントロールされてしまいがちなのが現状である。 そうした国民の不満はどの国にもあることだが、そうした内容を各州の一般生活者から生の声としてまとめ上げている本書を読了することで、よく理解することが出来る。 そうした意味では現状の米国の政策の理解を進めるというよりも、新たなトランプ支持の背景と米国のフラストレーションの生の声をよく理解できる1冊である。
はじめての確定拠出年金
日本は少子高齢化が急激に進んでいる。 たくさんの高齢者を少数の若者が支える時代を迎えている。それにともなって従来型の年金システムは破綻してしまったと言わざるを得ない。 私もだが、今納めている税金は20年、30年後には年金支給額が70歳以降、かつ少額のみになる時代が当然のように来るものと考えられる。 日本は長年の経済成長に支えられ、資産形成を貯蓄が形成する、または右肩上がりの不動産が形成するとされてこられ、実際に今でも持ち家主義、貯蓄偏重型の資産形成を選択する人が多く存在する。 自分もこれまではそうであった。 そんな中、2016年から施行された個人型確定拠出年金は給与所得者の多くが活用を検討すべきシステムだ。 まだ日本では制度について詳しく頭に入っていない人が多いが、本書はこれから先の人生設計、資産設計を考える上で無視できない本制度をわかりやすく理解できる良書である。 すでに一定の知識を持たれてる方には易しい内容すぎるかもしれないが、知識をそこまで持ち合わせてない方(私を含め)にはお勧めできる1冊。 節税観点、投資戦略、自己形成型年金検討において本制度は確実におさえておくべきものと考えさせてくれる。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
世界的に長寿命化が進んでいる。 超長寿命で世界を代表する日本をはじめとした先進国をはじめ、もう目の前に100年以上の寿命が当たり前になる時代が到来しつつある。 本書籍ではそんな時代を迎えるにあたって、個々人がいかに100年の人生を見据えてこれまでとは異なる考えをもって人生をいかに過ごすかを起点に話が進む。 大学を卒業して会社で生活資金を稼ぎ、家族を作って年金を軸とした従来型の人生設計では、100年時代は乗り越えるのが難しくなってきている。 年金制度もしかり、仕事への価値観もしかり、恋人や夫婦、家族との関与の仕方も、AI時代を迎えるに当たっての仕事のあり方も、だ。 人は一般的に慣性に従う生き物で変化を嫌う生き物である。それは私自身をみてもその通りだと思う。 ただしその従来型の生き方をしていくことでは100年の人生に潤いを与えられず、かつ金銭面でも幸福度においてもリスクが増大する危険をはらむ。 事実世界的にもそうだが、少子高齢化による年金制度崩壊、こと日本は特にそうだが人口減少問題、晩婚化及び単身化が社会的問題になってる状況であるため、個々人が100年を見据えて考え、行動しないといけない。 本書はそうした問題を1つ1つ捉え、どう克服していくことが大切かを説いている。私は本書が「読者が選ぶ2017ベストビジネス書」を受賞したことで存在を知り読了したが、ビジネス書という角度のみならず、広い範囲の人が読んでも、自身の人生を再考させられるきっかけになる1冊だと考える。 読了後にいかにそれを考えられるかが自身含め大事だとは思うが、お勧めの1冊だと考えレビュー投稿いたします。