昨年のノーベル文学賞を村上春樹氏に期待していたが、驚くなかれ日系日本人に攫われた。 そこで、カズオ・イシグロ氏を知るために、「日の名残り」を買った。 驚いたことに、この作品は日系作家のものでなく、完全にイギリス人の作品だと思った。 第一次大戦後で第二次大戦前のイギリス国内事情を、ダーリントン卿の執事としての回想形式に述べたものだが、落日前の状況が読み取れて面白かった。 また、日本ではあまり聞かないイギリス固有の執事制度にも興味が湧いた。 本作品は歴史を舞台にしたもので、大河の流れの様なものを感じ有益だった。
花は女性器の象徴で、房は乳房。観音は女性器のことで、俗語では「観音様を拝む」といった使い方をされる。と(解説者の永田守弘氏)は述べているが、作家本人も、今では俗にいうエロ本作家と自認しているようだ。!!! 「花びらめぐり」は、「藪の中の情事」は芥川龍之介の「藪の中」、「片腕の恋人」は川端康成の「片腕」、「卍の女」は谷崎潤一郎の「卍」、「それからのこと」は夏目漱石の「それから」、「仮面の記憶」は三島由紀夫の仮面の告白」から題材を得ている。花房氏は、「人間を動かす力の中で一番大きななものは正の力だと信じている。」「自分の中にある性の形を知るために、「セックス」が描かれたものに触れておいたほうがいい。自分の中の性欲や性嗜好に罪悪感持ち苦しまないためにも、多様な性を知って欲しい。」と述べている。 「作家は、単なるエロ本作家でない。」が、読後感である。
堤美果著「沈みゆく大国 アメリカ」を読んだ。 先ず第一印象は、こりゃあー孫子を、うかうかアメリカへ送り住まわせないなで、あった。 オバマケアで潤うのは、保険会社と製薬会社。加えて、ウォール街とは、どうなっているの? それと、日本で言う生活被保護者は潤うのかな? それにしても、最受難者は医師だと指摘されて、もうびっくりした。自殺率トップは医師、外科医なのにワーキングプアと書かれては、呆れる。 今、日経新聞「私の履歴書」に厚生省出身の元内閣官房副長官・古川貞二郎氏が載っている。丁度この履歴書と並行して堤さんの本書を読んでいるが、古川氏のご苦労と、日本の健康保険制度の素晴らしさを実感している。なんてニッホンは素晴らしい国だろう。財政難な時、国も国民も一丸となって、この素晴らしい制度を未来永劫に持続しなければならぬと、改めて決意した。 アメリカは世界のリーダーであって欲しい。それには国内が優先されるだろうが、国内の諸事情を早く解決して欲しい。アメリカが沈滞すれば、世界が沈む。 極端な貧富差を早く解消して、強いアメリカを再生して欲しいのが、今回読書の感想である。
金融資本主義が世界を折檻している中、財と金偏重・貧富の格差を憂う。 世界の指導者がこれに類似したことを読んで、来る社会の繁栄策を望む。
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日の名残り
昨年のノーベル文学賞を村上春樹氏に期待していたが、驚くなかれ日系日本人に攫われた。 そこで、カズオ・イシグロ氏を知るために、「日の名残り」を買った。 驚いたことに、この作品は日系作家のものでなく、完全にイギリス人の作品だと思った。 第一次大戦後で第二次大戦前のイギリス国内事情を、ダーリントン卿の執事としての回想形式に述べたものだが、落日前の状況が読み取れて面白かった。 また、日本ではあまり聞かないイギリス固有の執事制度にも興味が湧いた。 本作品は歴史を舞台にしたもので、大河の流れの様なものを感じ有益だった。
花びらめくり
花は女性器の象徴で、房は乳房。観音は女性器のことで、俗語では「観音様を拝む」といった使い方をされる。と(解説者の永田守弘氏)は述べているが、作家本人も、今では俗にいうエロ本作家と自認しているようだ。!!! 「花びらめぐり」は、「藪の中の情事」は芥川龍之介の「藪の中」、「片腕の恋人」は川端康成の「片腕」、「卍の女」は谷崎潤一郎の「卍」、「それからのこと」は夏目漱石の「それから」、「仮面の記憶」は三島由紀夫の仮面の告白」から題材を得ている。花房氏は、「人間を動かす力の中で一番大きななものは正の力だと信じている。」「自分の中にある性の形を知るために、「セックス」が描かれたものに触れておいたほうがいい。自分の中の性欲や性嗜好に罪悪感持ち苦しまないためにも、多様な性を知って欲しい。」と述べている。 「作家は、単なるエロ本作家でない。」が、読後感である。
沈みゆく大国アメリカ
堤美果著「沈みゆく大国 アメリカ」を読んだ。 先ず第一印象は、こりゃあー孫子を、うかうかアメリカへ送り住まわせないなで、あった。 オバマケアで潤うのは、保険会社と製薬会社。加えて、ウォール街とは、どうなっているの? それと、日本で言う生活被保護者は潤うのかな? それにしても、最受難者は医師だと指摘されて、もうびっくりした。自殺率トップは医師、外科医なのにワーキングプアと書かれては、呆れる。 今、日経新聞「私の履歴書」に厚生省出身の元内閣官房副長官・古川貞二郎氏が載っている。丁度この履歴書と並行して堤さんの本書を読んでいるが、古川氏のご苦労と、日本の健康保険制度の素晴らしさを実感している。なんてニッホンは素晴らしい国だろう。財政難な時、国も国民も一丸となって、この素晴らしい制度を未来永劫に持続しなければならぬと、改めて決意した。 アメリカは世界のリーダーであって欲しい。それには国内が優先されるだろうが、国内の諸事情を早く解決して欲しい。アメリカが沈滞すれば、世界が沈む。 極端な貧富差を早く解消して、強いアメリカを再生して欲しいのが、今回読書の感想である。
資本主義の終焉と歴史の危機
金融資本主義が世界を折檻している中、財と金偏重・貧富の格差を憂う。 世界の指導者がこれに類似したことを読んで、来る社会の繁栄策を望む。