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にゃんとも楽しい猫づくし! 「おもちゃ絵」とは、幕末から明治中期にかけて作られた、子ども向きの浮世絵のことです。読み物や漫画、図鑑的な情報をはじめ、切ったり組み立てたりして遊ぶものや、双六、着せ替え人形などもあり、玩具として大きな位置を占めていました。 そのなかでも人気が高く、現在でもファンが多いのが猫の絵です。猫好きでも知られる奇想の浮世絵師・歌川国芳の弟子たちを中心に、数多く描かれました。宴会猫、働き猫、曲芸猫、温泉猫、勉強猫…など、擬人化された猫のオンパレード! また、猫の姿を通して、当時の子どもの遊び、人気のあった職業、さらには流入してきた西洋文化によって変化しつつある風俗の様子が分かります。「ねこビル」「ねこライフ」「ねこストリート」「ねこレジャー」「ねこシアター」「ねこvsネズミ」といった章立てで、まるで猫の町を覗いているような、楽しさいっぱいのビジュアル本です。猫おもちゃ絵のルーツともいえる、国芳の作品も多数収録! 【編集担当からのおすすめ情報】 歌川国芳の猫好きは弟子たちにも受けつがれたようで、とくに歌川芳藤の作品は師匠に勝るとも劣らない楽しいものです。子ども向きのおもちゃ絵でも手を抜かず、アイデア・画力ともに抜群。そのていねいな仕事ぶりから、「おもちゃ芳藤」とも呼ばれました。この本で最も多いのも芳藤の作品です。
レビュー(12件)
猫が好きな人なら楽しめると思います。 行水している擬人化された猫がおじさんっぽかったり、笑ってしまう絵も多いです。 国芳の絵よりもお弟子さんたちの絵の方が多い印象です。 読み下し文もあるので助かります。 欲をいえば、本のサイズがもう少し大きかったらより楽しめたかな。
似たような本はたくさんあるけれど、こちらは細かい解説もあって楽しいです。
猫好きの外国人の友人にプレゼント
猫が好きな外国人のお友達にと購入。 猫絵を集めた浮世絵とこちらの本と、どちらを贈ろうかと迷いに迷いましたが、漫画的に日本の歴史(江戸後期~明治初期)に触れてもらえたらと思い、こちらにしました。 日本語訳はついていませんが、ほぼ絵なので(子供向けに描かれたおもちゃ絵だけに)、外国の方にも見てその雰囲気を楽しんでもらうことは十分にできると思います。 私自身、そこまで日本という自分の国に強い思入れがあるわけでもないので、やたらめったら素晴らしさをアピールしたい訳ではなく、ただ単純にこの本をきっかけにして、日本という国を面白いと感じてもらえたら良いなと思っています。
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国芳の絵は、前から興味があったので。赤い表紙の素敵な本です