「幸」の2番目の夫の惣次、女衆じだいからの幸を指導し主人になった幸を支えるお竹、シリーズの魅力ある登場人物を取り上げた特別編の上。下の発売が楽しみでならない。
大阪の呉服商「五鈴屋」の女中奉公に出された幸が江戸で成功する話。 9歳で五鈴屋の女衆奉公に入った幸は女将と番頭の治岳衛に見込まれて、 五鈴屋の息子四代目、五代目、六代目の三代の妻になる。 女店主を認めない大阪から~江戸へ出て五鈴屋江戸店の店主となって・・ 幸を支える五鈴屋の治兵衛の息子の賢輔の才能や幸への熱い思い、 女衆時代から幸を指導してくれた小頭の竹の才覚、 幸と五鈴屋のために昼夜働く染職人たち。 応援してくれる人たちの思いを乗せて、幸の五鈴屋は大海原に漕ぎ出そうとする・
高田郁氏の作品に夢中の日々です。みおつくし料理帖も面白かったけれど、 この「あきない世傳」はさらに面白い。商売への愛と知恵で「五十鈴屋」を百年続く店として守って行く頑張りに応援したくなる。 浴衣、手ぬぐい、日本の素晴らしい商品を生み出す力に拍手喝采。 13巻目が出るのは何時になるのだろうか?待ち遠しいい。
予約していた「きたきた捕物帖二子宝船」が昨日届いた。 面白くて一気に読み終えてしまった。 「宮部みゆき作品」の登場人物のキャラクター作りにはいつも脱帽してしまう。 主人公の北一は気弱で薄毛で非力な岡っ引き見習いの文庫売り、 育ての親でもあった親分の千吉はフグの毒でしんでしまう。 途方にくれながらも、その2では周囲の人々に助けられながら、 千吉親分の本業の「文庫屋」を千吉親分の女将さん松葉や欅屋敷の新兵衛や若様の榮化様の協力でなんとか軌道にのせるまでになった。 岡っ引き見習いの方も、もう一人のきたである喜多治とともに差配人の富勘や同心の沢井蓮太郎や与力の栗山周五郎にいいように使われながら事件を解決していく。 「子宝船」はちょっとした悪意からの事件だけれど、 「おべんとう桃井」の事件はちょっと酷過ぎる。 作者の宮部氏も北一の成長ぶりが楽しくてしかたないと思っているようで、宮部作品の江戸捕物帖総集編の趣があるこの物語の続編が待ち遠しい。
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契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上)
「幸」の2番目の夫の惣次、女衆じだいからの幸を指導し主人になった幸を支えるお竹、シリーズの魅力ある登場人物を取り上げた特別編の上。下の発売が楽しみでならない。
あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇
大阪の呉服商「五鈴屋」の女中奉公に出された幸が江戸で成功する話。 9歳で五鈴屋の女衆奉公に入った幸は女将と番頭の治岳衛に見込まれて、 五鈴屋の息子四代目、五代目、六代目の三代の妻になる。 女店主を認めない大阪から~江戸へ出て五鈴屋江戸店の店主となって・・ 幸を支える五鈴屋の治兵衛の息子の賢輔の才能や幸への熱い思い、 女衆時代から幸を指導してくれた小頭の竹の才覚、 幸と五鈴屋のために昼夜働く染職人たち。 応援してくれる人たちの思いを乗せて、幸の五鈴屋は大海原に漕ぎ出そうとする・
あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇
高田郁氏の作品に夢中の日々です。みおつくし料理帖も面白かったけれど、 この「あきない世傳」はさらに面白い。商売への愛と知恵で「五十鈴屋」を百年続く店として守って行く頑張りに応援したくなる。 浴衣、手ぬぐい、日本の素晴らしい商品を生み出す力に拍手喝采。 13巻目が出るのは何時になるのだろうか?待ち遠しいい。
子宝船
予約していた「きたきた捕物帖二子宝船」が昨日届いた。 面白くて一気に読み終えてしまった。 「宮部みゆき作品」の登場人物のキャラクター作りにはいつも脱帽してしまう。 主人公の北一は気弱で薄毛で非力な岡っ引き見習いの文庫売り、 育ての親でもあった親分の千吉はフグの毒でしんでしまう。 途方にくれながらも、その2では周囲の人々に助けられながら、 千吉親分の本業の「文庫屋」を千吉親分の女将さん松葉や欅屋敷の新兵衛や若様の榮化様の協力でなんとか軌道にのせるまでになった。 岡っ引き見習いの方も、もう一人のきたである喜多治とともに差配人の富勘や同心の沢井蓮太郎や与力の栗山周五郎にいいように使われながら事件を解決していく。 「子宝船」はちょっとした悪意からの事件だけれど、 「おべんとう桃井」の事件はちょっと酷過ぎる。 作者の宮部氏も北一の成長ぶりが楽しくてしかたないと思っているようで、宮部作品の江戸捕物帖総集編の趣があるこの物語の続編が待ち遠しい。