「わしズム」の復活かと思われるが、毛色は若干違う。 内容がより硬軟織り交ぜたものとなっており、一般層にも受け入れられる ことを意識した紙面作りがなされている感じだ。 放射能に関する記事はかなり参考になる。一読の価値あり。 既存の論壇誌は読む前からもう内容が想像できてしまう。保守は保守層に 向かった記事を書き、逆も然りである。 この雑誌はそういった左右の別を克己する可能性が見える。 今後の展開には大いに期待したい。 蛇足だが、冒頭の漫画は著者が言うほど過激だとは思わなかった。 子供に見せても問題ないと思うよ。
「国防論」と銘打っているで、自衛隊をメインにした「軍事」 の話が基軸となっているかと思いきや、そこはやはり百戦錬磨 の著者であるだけに、3・11後の社会も鑑み、エネルギー、 食糧、外交、国体に至るまで、総合的な視点で我が国の国防が 論じられている。 特に著者の反原発論は、幼稚な左翼のそれとは雲泥の差で、段階的 脱原発を良しとしていた私にとって、非常に参考になるものでした。 今般の震災の被災地の描写は漫画家の矜持を感じた。やはり漫画で こういう描写ができるのは著者をおいて他にいないだろう。
支那論と銘打っているが、根源的には我々の幸せの仕組み を考え直す契機になる本と言える。 在り来たりな支那叩きの本ではないので、悪しからず。 経済成長やグローバニズムを金科玉条にして突き進むことが 果たして真に幸福を担保するものなのか、問題提起がなされる。 資本主義に絡め取られた米国や支那は、もはやそれから脱するこ とは不可能だが、日本ならば新たな道を提示できるというのは両者 に共通しているようだ。しかしながら、微妙に両者の意見に相違が 発生する過程は中々面白い。 やっぱり新書っていうのはこういうのでないとね。
「わしズム」「SAPIO」収録のゴー宣とオリジナル漫画、及び書き下ろし にて構成された作品です。 まず、小国パラオに対する作品が興味深く面白いね。 往時の日本とパラオの関係性が垣間見れて、勉強になる。 オリジナル漫画「ザ・樹海」もいい。 やっぱりフィクションのセンスも全然衰えていない感じがする。 後半の「沖縄論」のその後を描く作品では、沖縄戦について詳述され、 また現在の沖縄の状況とその未来に対する視座が見て取れ、一縷の希望 も感じさせてくれます。 単行本未収録の数々の作品群。まさに良質EXTRA。
間違いなく歴史に名を残すであろう偉大な政治家と、天才漫画家とのコラボレーション対談である。 戦前の日本統治の時代の台湾の真の姿と、現代そして未来の台湾についての展望が垣間見れる。 これを読めば台湾こそが日本の真のパートナーになりうることが良く分かる。
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前夜(vol.1(創刊))
「わしズム」の復活かと思われるが、毛色は若干違う。 内容がより硬軟織り交ぜたものとなっており、一般層にも受け入れられる ことを意識した紙面作りがなされている感じだ。 放射能に関する記事はかなり参考になる。一読の価値あり。 既存の論壇誌は読む前からもう内容が想像できてしまう。保守は保守層に 向かった記事を書き、逆も然りである。 この雑誌はそういった左右の別を克己する可能性が見える。 今後の展開には大いに期待したい。 蛇足だが、冒頭の漫画は著者が言うほど過激だとは思わなかった。 子供に見せても問題ないと思うよ。
ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論
「国防論」と銘打っているで、自衛隊をメインにした「軍事」 の話が基軸となっているかと思いきや、そこはやはり百戦錬磨 の著者であるだけに、3・11後の社会も鑑み、エネルギー、 食糧、外交、国体に至るまで、総合的な視点で我が国の国防が 論じられている。 特に著者の反原発論は、幼稚な左翼のそれとは雲泥の差で、段階的 脱原発を良しとしていた私にとって、非常に参考になるものでした。 今般の震災の被災地の描写は漫画家の矜持を感じた。やはり漫画で こういう描写ができるのは著者をおいて他にいないだろう。
はじめての支那論
支那論と銘打っているが、根源的には我々の幸せの仕組み を考え直す契機になる本と言える。 在り来たりな支那叩きの本ではないので、悪しからず。 経済成長やグローバニズムを金科玉条にして突き進むことが 果たして真に幸福を担保するものなのか、問題提起がなされる。 資本主義に絡め取られた米国や支那は、もはやそれから脱するこ とは不可能だが、日本ならば新たな道を提示できるというのは両者 に共通しているようだ。しかしながら、微妙に両者の意見に相違が 発生する過程は中々面白い。 やっぱり新書っていうのはこういうのでないとね。
ゴーマニズム宣言EXTRA パトリなきナショナリズム
「わしズム」「SAPIO」収録のゴー宣とオリジナル漫画、及び書き下ろし にて構成された作品です。 まず、小国パラオに対する作品が興味深く面白いね。 往時の日本とパラオの関係性が垣間見れて、勉強になる。 オリジナル漫画「ザ・樹海」もいい。 やっぱりフィクションのセンスも全然衰えていない感じがする。 後半の「沖縄論」のその後を描く作品では、沖縄戦について詳述され、 また現在の沖縄の状況とその未来に対する視座が見て取れ、一縷の希望 も感じさせてくれます。 単行本未収録の数々の作品群。まさに良質EXTRA。
李登輝学校の教え(小学館文庫)
間違いなく歴史に名を残すであろう偉大な政治家と、天才漫画家とのコラボレーション対談である。 戦前の日本統治の時代の台湾の真の姿と、現代そして未来の台湾についての展望が垣間見れる。 これを読めば台湾こそが日本の真のパートナーになりうることが良く分かる。