これは不破俊太郎にしか解決できひん事件やなと思った。 すごいよくできた内容に驚いた。 半分ぐらいまでは、事件が起きてその取調べをして、 何も進展はせず平行線のまま。 でも、その間に不破俊太郎と惣領美晴は、些細な事でも調べ続け、 ある2人の関係性を過去の事件とともに明らかにしていく。 明らかにしても2人は口を割らない。 読み手はわかってくるけど、これをどう自白させて解決させるのか。 その2人に対し一緒に取調べを行う不破俊太郎。 そっちの方がお互いボロが出るとか。 そんなこんなで2人は自白したかに見えたが全てが本当ではなく。 被害者のことを考え何でも話せる状態ではないこともある中、 全てを話し、はい解決という事ではなく、 全てを話し、この事件だけでなく、 過去の事件でずっと抱え込んできた苦悩までをも吐き出させて、 やっと前を向いて歩いていけるようにするまで考えていた不破俊太郎がすごい。
湯川学シリーズ。 湯川学にこんな過去があったなんて。 いつもクールで淡々としてるイメージやけど、 ちょっと見方がかわった。 殺人事件の犯人捜しだけでなく、 家族、親子の絆も描かれていて、 それが生みの親であっても、育ての親であっても、 子供を思う気持ちは何一つ変わらず。 犯人は子供には会うことは叶わず、 その子供である孫には会えたけど、 きっと本当の血の繋がった孫ではないとわかっててんやろな、 と思ったら、この行動に涙が出た。
すごい。 最初から最後まで面白かった。 少し違った見方をすれば、グループディスカッションで六人全員、 自分の長所を把握し、自分の意見をはっきりと言う。 社会に出る前からこんな素晴らしい学生がおるねんなと。 最終選考までいくと、こんな人材がわんさかおんねんな。 ただただ、感心した。 ほんで、その中にある「嘘」。 嘘つきって久しぶりに聞いた気がする。 小さい頃は、あの子嘘つきやわと言うたり言われたり。 大人になって、嘘つきな人に遭遇しんくなったと言うか、 嘘つきとわかるぐらい仲がよくなる人に出会えてないのか。 嘘つきというピンポイントではなく、性格が悪いとか、自己中とか、 もっと大きなざっくりとした感覚で見ることはあっても、 あの人嘘つきやわという見方がここ最近なかった。 またまた、話がそれたけど、この本は、よく見せてた就活生が一人一人秘密が暴露され、 今までの印象が180度変わり、ほんまの顔が現るって感じ。 やと思ってたら、それはこっちがそう読んでただけで、六人全員、めちゃくちゃいい人やった。 いや、一人主人公と思ってた人間がちょっと悪と言うか、一番人間ぽさを備えてた感じ。 いろんな場面展開がある中、読みやすく面白かった。
犯人も意外やったし、犯人が捕まっても、その後もまだ終わりませんよという感じで驚き満載。 医療ミステリだけあって、殺害方法が特殊なんかと思ったら、そんな事はなく、 胃壁から謎の暗号が見つかるところから、話がどんどん展開していく。 とは言うても、この暗号がやっと解けても、そこから直接犯人まで辿り着くのが長く感じた。 28年前に5人殺害されて、最後の1人は遺体も発見されずにきたけど、 それがまさか主人公の千早と繋がるなんて。 なんで、警察官であった父はこんな形で遺言を残したのかが全てわかり、 悲しいなのか切ないなのかこれでよかったのか、いろんな感情が沸き起こった。
まさか最初に書かれてるのに。 勝手に思い込んで間違ってた。 御子柴礼司シリーズはほんまに面白い。 基本は大人になって弁護士としての姿が描かれてるねんけど、 シリーズ最初から読んでると、この御子柴礼司がどんな人間かがわかる。 しかも、それはそれはすごい人物。 今回、この家族が出てきた。 まさかこんな状況での再会となるなんて。 母親もまさか再婚相手にこんな形で仕返し?をされるなんて。 母親は直接関係ないのに。 いや、悪事を働くといつか違う人からでも自分に返ってくることか。 それなら、この悪徳弁護士の御子柴礼司はどうなるのか。 この1冊だけでなく、シリーズが出るたびに、御子柴に関わる人にフューチャーされていくのがまたいい。 なので、どんどんこの人達を知りたくなる。
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能面検事の奮迅
これは不破俊太郎にしか解決できひん事件やなと思った。 すごいよくできた内容に驚いた。 半分ぐらいまでは、事件が起きてその取調べをして、 何も進展はせず平行線のまま。 でも、その間に不破俊太郎と惣領美晴は、些細な事でも調べ続け、 ある2人の関係性を過去の事件とともに明らかにしていく。 明らかにしても2人は口を割らない。 読み手はわかってくるけど、これをどう自白させて解決させるのか。 その2人に対し一緒に取調べを行う不破俊太郎。 そっちの方がお互いボロが出るとか。 そんなこんなで2人は自白したかに見えたが全てが本当ではなく。 被害者のことを考え何でも話せる状態ではないこともある中、 全てを話し、はい解決という事ではなく、 全てを話し、この事件だけでなく、 過去の事件でずっと抱え込んできた苦悩までをも吐き出させて、 やっと前を向いて歩いていけるようにするまで考えていた不破俊太郎がすごい。
透明な螺旋
湯川学シリーズ。 湯川学にこんな過去があったなんて。 いつもクールで淡々としてるイメージやけど、 ちょっと見方がかわった。 殺人事件の犯人捜しだけでなく、 家族、親子の絆も描かれていて、 それが生みの親であっても、育ての親であっても、 子供を思う気持ちは何一つ変わらず。 犯人は子供には会うことは叶わず、 その子供である孫には会えたけど、 きっと本当の血の繋がった孫ではないとわかっててんやろな、 と思ったら、この行動に涙が出た。
六人の嘘つきな大学生
すごい。 最初から最後まで面白かった。 少し違った見方をすれば、グループディスカッションで六人全員、 自分の長所を把握し、自分の意見をはっきりと言う。 社会に出る前からこんな素晴らしい学生がおるねんなと。 最終選考までいくと、こんな人材がわんさかおんねんな。 ただただ、感心した。 ほんで、その中にある「嘘」。 嘘つきって久しぶりに聞いた気がする。 小さい頃は、あの子嘘つきやわと言うたり言われたり。 大人になって、嘘つきな人に遭遇しんくなったと言うか、 嘘つきとわかるぐらい仲がよくなる人に出会えてないのか。 嘘つきというピンポイントではなく、性格が悪いとか、自己中とか、 もっと大きなざっくりとした感覚で見ることはあっても、 あの人嘘つきやわという見方がここ最近なかった。 またまた、話がそれたけど、この本は、よく見せてた就活生が一人一人秘密が暴露され、 今までの印象が180度変わり、ほんまの顔が現るって感じ。 やと思ってたら、それはこっちがそう読んでただけで、六人全員、めちゃくちゃいい人やった。 いや、一人主人公と思ってた人間がちょっと悪と言うか、一番人間ぽさを備えてた感じ。 いろんな場面展開がある中、読みやすく面白かった。
傷痕のメッセージ
犯人も意外やったし、犯人が捕まっても、その後もまだ終わりませんよという感じで驚き満載。 医療ミステリだけあって、殺害方法が特殊なんかと思ったら、そんな事はなく、 胃壁から謎の暗号が見つかるところから、話がどんどん展開していく。 とは言うても、この暗号がやっと解けても、そこから直接犯人まで辿り着くのが長く感じた。 28年前に5人殺害されて、最後の1人は遺体も発見されずにきたけど、 それがまさか主人公の千早と繋がるなんて。 なんで、警察官であった父はこんな形で遺言を残したのかが全てわかり、 悲しいなのか切ないなのかこれでよかったのか、いろんな感情が沸き起こった。
悪徳の輪舞曲
まさか最初に書かれてるのに。 勝手に思い込んで間違ってた。 御子柴礼司シリーズはほんまに面白い。 基本は大人になって弁護士としての姿が描かれてるねんけど、 シリーズ最初から読んでると、この御子柴礼司がどんな人間かがわかる。 しかも、それはそれはすごい人物。 今回、この家族が出てきた。 まさかこんな状況での再会となるなんて。 母親もまさか再婚相手にこんな形で仕返し?をされるなんて。 母親は直接関係ないのに。 いや、悪事を働くといつか違う人からでも自分に返ってくることか。 それなら、この悪徳弁護士の御子柴礼司はどうなるのか。 この1冊だけでなく、シリーズが出るたびに、御子柴に関わる人にフューチャーされていくのがまたいい。 なので、どんどんこの人達を知りたくなる。